日々メコノプシスで淡々と行っていることは、よい土を作る作業に似ていると思います。その方法は、不耕起農業の方法のようでもあります。できるだけ何もしないで、もっともバランス良く全てが豊かにつながりあって循環していくこと。弱ってしまった土に水をはり、放って置くことで微生物がわき、それを食べる生物が住み、それを食べる動物が訪れ、結果作物の害虫も食べられ、その土を経由していった全ての生物の痕跡が土の肥料となるように。メコノプシスでは具体的な農作物を作っていませんが、都市農業の一つの試みであるといえるかもしれません。人はパンのみで生きるにあらず。パンではないけど人にとって生きていく上で必要な何かをうむ畑。化学肥料づけのどうしようもなく弱々しいものではなく、容赦ない力に満ち溢れた何かがメコノプシスから次々と収穫されていく日を心待ちにして、今日も畑にでかけます。