2008年9月12日金曜日

ネガとポジ

「最近ネガとポジが繋がって、区別がつかなくなってきている」と言ったのは、つい先日このプロジェクトのミーティング終了後、メンバーで食事に向かう途中、偶然に十数年ぶりに再会した友人が言っていた言葉です。心の中で、思っていたり感じていたり気になっていることと、具体的に現象として現れてくる出来事の間には不思議な繋がりがあります。意識的に思い描いて、意図的に実現していく場合もあるし、意識せず、意図していないのに、妙な繋がり方で、現象として現れてくるという場合もあります。前者は、自己実現や、スポーツにおけるイメージトレーニングなどでよく使われる方法なのに対し、後者は、シンクロニシティや、偶然の一致、ムシの知らせなどという言葉で表現されたりします。前者が、コントロールのもとにある程度の予測ができるのに対し、後者はコントロールすることができず、いつどのような形で表出するか予測することができません。そして、意図的にそれを作り出すこともできません。意図的に作り出すことはできなくても、そういうことが起こりやすくなる環境というか、生活態度のようなものならあるように思います。このプロジェクトで作り出す場は、この予想もしなかったシンクロニシティが、サクサクと起きやすいような環境の整備を心がけたいと思っています。

sir.g

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